９月の展のお知らせ

花の途中と世界のかけら　vol.3

2022年9/17sat ー 9/28wed

則武有里／植物アップリケ、古布の小品にしおゆき／陶人形、針山など

guestいわもとあきこ／さき織りブローチとりことり／編みまち針
♡高知の洋菓子屋mietteさんよりハート焼き菓子が届きます。（詳細はInstagramより）

本展覧会は、2019年に名古屋のTisane infusion で開催した「花の途中と世界のかけら」の巡回展です。
ある日、則武さんのお花のアップリケを見せてもらってすごく驚きました。随分長くお付き合いさせてもらっていたのに全然知らなかった有里さんのアップリケ。
「ぜんぶ途中なの」と恐縮されてましたが、そこが良いのです。とかなんとか言ってやっと貸してもらえることになりました。それはとても美しくて尊くて、どこでも見たことがないものでした。私は動揺して感動しました。
いつまでも見ていられる花の形、茎の伸びよう、葉っぱのねじれまでが古い布や糸で細やかに表現してあります。
縫い付けてあるものもあれば糊で貼っただけのものもあり、とても繊細で販売する目的でつくられたものじゃないのが一目でわかりました。名前がなかったので「花の途中」と呼ぶことにしました。
自分では役不足なのは明らかなのですが、彼女の作品と一緒の部屋に私の人形を並べたくなりました。
この世で一番尊くて贅沢なものは、誰かのためやお金のために作られるものではないと私は思います。
この世でたった一人自分自身のためひっそりと作られるものだと。
そんな密かなお城みたいな大切なものをお貸しくださる則武さんに感謝します。
アップリケの販売は致しませんが「花の途中」のひみつの世界をできるだけ多くのお客様に見て頂けたら幸いです。

にしおゆき

今回は有里さんの つぎはぎハートクッションや古布と

私の陶のパーツを組み合わせた装身具、針山等も展示販売いたします。

「花の途中と世界のかけら」は、vol.2に続きvol.3も小さい部屋での開催が叶い店主は嬉しいばかりです。
暑すぎた夏もようやく静まり朝夕は心地の良い風が通るようになりました。
秋一番の展！をどうぞお楽しみに。ご来店を心よりお待ちしております。

＜大切なお知らせ＞初日9/17(土)と9/18(日)のご来店は予約制になります。予約の案内告知は追っていたします。