「花の途中と世界のかけら」vol.2
2020年 09月 21日
則武有里/アップリケ、古布の小品にしおゆき/陶人形、針山など
10/3に高知の洋菓子屋 miette さんより展覧会をイメージした焼菓子のプチフールも届きます。売り切れまで。
10/3土 10/4日は予約制となります。ご予約のないお客様はご来店できませんのでご注意ください。10/5月〜10/20火まで平常通りにご覧いただけます。(木金お休み)
本展覧会は、昨年の12月に名古屋のTisane infusion で開催した「花の途中と世界のかけら」からの巡回展です。ある日、則武さんのお花のアップリケを見せてもらってすごく驚きました。結構長いお付き合いですのに全然知らなかった有里さんのアップリケ「ぜんぶ途中なの」と恐縮されてましたが、そこが良いのですよ!とかなんとか言ってやっと貸してもらえることになりました。それはとても美しいものでした。美しくて尊くてそしてどこでも見たことがないものでした。私は動揺して感動しました。いつまでもいつまでも見ていられるその花の形、茎の伸びよう、葉っぱのねじれまでが日本や外国の古い布で細やかに表現してありました。チクチク縫い付けてあるものも、糊で貼っただけのものもあってとても繊細で、販売したりする目的に作られたものじゃないということは一目でわかりました。役不足とわかりつつも、彼女の作品と一緒の部屋に自分の人形を飾ってみたくなりました。この世で一番美しくて尊くて贅沢なものは誰かのためやお金のために作られるものではないと私は思っています。それは誰かがこの世界でたった一人の自分自身のため、ひっそりと作られるものです。そんな密かな「お城」みたいな大切なものをお貸しくださる則武さんに感謝をいたします。そんなわけでアップリケの販売は致しませんが、できるだけ多くのお客様に見ていただけたらと思っています。今回は則武さんの古布で縫った小さなお手玉やクッションやハートのトランプなどに合わせて「メルスリー(手芸屋)編」というつもりになって、陶器の針山や糸巻きも作ってみました。楽しんで頂けたら幸いです。
すべてのお家の中で楽しむ人たちへ愛を込めて
にしおゆき
則武さんのアップリケのことをにしおさんより聞いておりました。その時から興味津々!昨年の12月ティザーヌインフュージョン(名古屋)で開催された「花の途中と世界のかけら」へいそいそと出掛けました。久しぶりのティザーヌさんは広々となっていて転がりたくなるくらい気持ちがよかった。靴を脱いで上がると アンティークの大きな机の上に則武さんの花のアップリケ、傍に にしおさんの人形たちが座っていたり寝そべっていたり、、小さな花の形や色合わせに目を凝らし人形の小さな瞳を見つめていると じわりじわりと沁みてくる、そしてどんどん緩んでいく。新鮮!でも懐かしく温かい、なによりどうしようもないくらい優しい世界でした。許されることなら そこから離れたくなかったなぁ。今回の「花の途中と世界のかけら」は役不足かもしれないと思いながらも「もう一度あの優しさに包まれたい」という思いが勝ってvol.2があるなら小さい部屋でやってほしいと、お二人にお願いしました。快くお引き受けいただいたことに感謝いたします。
皆さまにもぜひ優しさに包まれてほしいです。^^心よりご来店をお待ちしております。
店主
針山や糸巻きや、、
暮らしを楽しむための道具ときもちのいい手仕事
by c-heya